「使わなくなった水筒にスープを入れて、スープジャー代わりにできないかな?」
もうお茶や水を入れる予定がないなら、においが残っても困らないし、新しくスープジャーを買わずに済みますよね。
ただ、スープ対応と書かれていない普通の水筒にスープを入れるのは、今後水筒として使わない場合でも避けたほうが安心なんです。
問題になるのは、におい移りだけではありません。
スープに含まれる塩分や油分、具材によって、水筒の内側やフタが傷んだり、きちんと密閉できずに漏れたりする可能性があるからです。
今ある水筒を使いたい場合は、お湯だけを持ち運び、食べる直前に粉末スープを作る方法があります!
家で作ったスープを持っていきたい場合は、汁物に対応したスープジャーを使うほうが安心ですよ◎
水筒にスープは入れないほうがいい
水筒にスープを入れられるかどうかは、取扱説明書に「スープ対応」「汁物対応」などの記載があるかで判断します。
保温できる水筒だからといって、スープも入れられるとは限りません。
一般的な水筒は、水やお茶、コーヒーなどの飲み物を入れることを想定して作られています。
一方、スープには次のようなものが含まれます。
- 塩分
- 油分
- 肉や野菜などの具材
- 乳製品
- とろみのある成分
水筒では、これらを入れることが想定されていない場合が多いです。
そのため、見た目がスープジャーに似ていても、自己判断で使わないほうが安全。
実際に、「スープを入れて使っているよ!」という方も、知り合いなどにいらっしゃるかもしれませんが、「たまたま大丈夫」なだけで、これから先も大丈夫とは限らないってことです。
もう水筒として使わなくても避けたい理由
「もう飲み物には使わないから、多少においや色が残っても大丈夫」と思いますよね。
確かに、再びお茶や水を入れないのであれば、におい移りはそれほど問題にならないかもしれません。
ただし、水筒にスープを入れる問題は、においだけではないんです。
塩分や油分で内側が傷むことがある
みそ汁やコンソメスープ、豚汁などには塩分が含まれています。
ステンレスはサビに強い素材ですが、どんなものを長時間入れても問題ないとは限りません。
また、スープの油分が水筒の底やフタの内部へ残ることもあります。
水筒が傷んでも構わないと思っていても、劣化によって熱い中身が漏れれば、バッグが汚れたり、やけどしたりする心配も出てきますよね。
具材がフタやパッキンに挟まることがある
ネギやわかめなどの小さな具材でも、フタやパッキンの隙間へ入り込むことがあります。
具材が挟まると、フタを閉めたつもりでも、十分に密閉できないかもしれません。
持ち運んでいる途中でスープが漏れると、バッグの中が大変なことになりますよね。
具なしのスープなら詰まりにくくなりますが、塩分や油分の問題は残ってしまいます。
水筒は中まで洗いにくい
普通の水筒は細長く、底まで手やスポンジが届きにくい製品もあります。
スープを入れると、底や内側に油分が残っていても気づきにくいです。
本当に水筒って置くまで洗いにくいですもんね。
ただのお茶を入れてるだけの水筒でさえ、茶渋が取れなくて困ったりするので、それがスープともなると洗うのも大変そう…。
また、パッキンやせんの内部にスープが入り込むと、分解して洗う必要があります。
スープジャーは食品を入れる前提で作られているので、広口で中が見やすく、スプーンで食べやすい形になっています。
見た目は似ていても、水筒とスープジャーでは使いやすさや洗いやすさに違いがあります。
水筒にスープを入れたいときの代わりの方法
新しく容器を買わずに、今ある水筒を使いたい場合もありますよね。
そのようなときは、水筒にはお湯だけを入れる方法があります。
職場や学校へ耐熱カップと粉末スープを持っていき、食べる直前に作れば、水筒の中に塩分や油分を入れずに済みます。
たとえば、次のようなスープなら手軽です。
- インスタントみそ汁
- 粉末のコーンスープ
- わかめスープ
- コンソメスープ
- フリーズドライの豚汁
ただし、保冷専用の水筒には熱いお湯を入れられません。
お湯を入れる前に、手元の水筒が保温に対応しているか確認してくださいね。
具がたっぷりのフリーズドライのスープは使い勝手もいいし、おいしいです◎
手作りスープを持ち運ぶならスープジャーが安心
朝作ったみそ汁や豚汁、ポタージュなどを持っていきたい場合は、水筒を使いたい気持ちをぐっとこらえて、汁物に対応したスープジャーを使いましょう。
スープジャーを選ぶときは、保温力だけでなく、次の点も確認すると使いやすいです。
- 口が広くて具材を入れやすい
- 底まで洗いやすい
- パッキンやフタを分解しやすい
- 自分が食べる量に合った容量
- 交換用のパッキンを購入できる
少量のスープを添えたい場合は小さめ、具だくさんの豚汁やカレーを入れたい場合は少し大きめが向いています。
普段使っているお椀に水を入れて量を測ると、必要な容量をイメージしやすいですよ。
すでに水筒にスープを入れてしまった場合
一度スープを入れたからといって、すぐに水筒を捨てなければならないとは限りません。
できるだけ早く中身を出し、フタやパッキンを取り外して、中性洗剤で洗いましょう。
洗った後は、次の点を確認してください。
- 内側に変色や赤い斑点がないか
- 油分やにおいが残っていないか
- フタやパッキンが変形していないか
- いつもどおりフタが閉まるか
気になる変化がある場合は使用を止め、取扱説明書を確認するか、メーカーへ相談してください。
漂白剤やクエン酸を使えるかどうかは製品によって異なるため、自己判断で使わないほうが安心です。
水筒にスープを直接入れず安全な方法を選ぼう
スープ対応と書かれていない普通の水筒にスープを入れるのは、今後飲み物用として使わない場合でもおすすめできません。
においや色が残るだけでなく、塩分による傷みや、具材の詰まり、油分の洗い残し、漏れなどの心配があるからです。
知り合いや友達がやっていたとしても、それはたまたま大丈夫なだけかもしれません。
今ある水筒を活用したい場合は、お湯だけを持ち運び、食べる直前に粉末スープを作る方法があります。
家で作ったスープを持っていきたい場合は、汁物に対応したスープジャーを選ぶと安心ですよ◎
